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会議で提案する英語は、問いかけの形で出すべし。議論を前に進めるビジネス英語フレーズ

2026-10-05 けい

企業戦士へ、

英語会議で、議論がぐるぐる回っている。頭の中には案がある。でも "I think we should..." と言い切る勇気が出ない。迷っているうちに、隣のネイティブが同じ案を言って、「いいね」と拾われる。

それ、私が言おうとしたやつ。くそーーーー。

英語で議論の流れを変えるのは難しい。ネイティブ同士の早口の議論に入っていくだけでも一苦労だ。だから、型を使う。提案する英語は、気合いではなく型で出すものだ。

ビジネス英語の会議で評価されるのは、提案で出口を作る人

アメリカの会議で一番評価されるのは、議論がぐるぐる回っている時に、出口を作る人だ。発言の回数ではない。その人がいたことで、会議が前に進んだかどうかで見られている。

出口を作るとは、つまり案を出すことだ。できない理由を並べる人は多い。どうすればできるかを言う人は少ない。英語が多少たどたどしくても、案を出した人は覚えられる。

提案する英語は、言い切りより問いかけが強い

日本人が英語で提案しようとすると、"I think we should..." や "I suggest..." を思い浮かべる人が多い。間違いではない。ただ、言い切りの形なので、自信がない時ほど口から出ない。

問いかけの形なら、ハードルが一気に下がる。"What if we...?" と聞くだけなら、押しつけにならない。外れても、誰も気にしない。案を出した人として覚えられるだけだ。

筋トレで言えば、いきなり100kgを挙げにいかず、確実に挙がる重さでフォームを固めるのと同じ。まずは軽い型で、提案する回数を増やす。

会議で提案する英語フレーズ、最初に鍛える3つ

提案や合意づくりで使うフレーズは、ここに挙げるものより多い。ただ、全部を一度に覚えようとしても、本番では1つも出てこない。今週の会議で使う3つを、反射で言えるまで唱える。来週、また3つ足す。3つずつ積み上げるべし。

最初に鍛えるのは、表の上の3つ。議論を前に進める型だ。下の3つは、その次に足す。

型フレーズ意味使う場面
壁をやることに変える型What would it take to...?…するには、何が必要ですか?「無理だ」で議論が止まった時
提案する型What if we...?…してみたらどうでしょう?案を軽く出したい時
締める型Before we wrap up, can we agree on next steps?終わる前に、次のアクションを決めませんか?会議の最後の5分
気軽に提案する型How about we...?…するのはどうでしょう?日程や段取りなど、小さな提案
選択肢を出す型One option would be to...ひとつの案として、…があります案を並べて比べたい時
はっきり提案する型I'd suggest we...…することを提案します自分の意見として推したい時

1. "What would it take to...?" 壁を、やることに変える型

"That's impossible" で止まっている議論に、これを投げる。できない理由の話が、何があればできるかの話に変わる。反対していないのに、場を動かせる。

上司が「金曜までの承認は無理だ」と言った時も、正面から反論しなくていい。必要なものを聞くだけで、議論は前に進む。

What would it take to get this approved by Friday?

(金曜までに承認をもらうには、何が必要ですか?)

2. "What if we...?" 提案する型

"I think we should..." と言い切るのは勇気がいる。"What if" は問いかけの形なので、押しつけにならない。外れても、誰も気にしない。

コツは、"What if we" の後に具体的な行動を入れること。何をいつやるのかまで言うと、そのまま検討できる案になる。

What if we launch with just two features and add the rest next month?

(まず2機能だけでローンチして、残りは来月足すのはどうでしょう?)

3. "Before we wrap up, can we agree on next steps?" 締める型

いい議論をしても、誰が何をやるか決まらずに終わる会議は多い。最後の5分でこれを言う人がいると、その会議は成果になる。司会でなくても言っていい。

言った後に、担当を決める質問を1つ続けると、話が具体的になる。

Before we wrap up, can we agree on next steps? Who's taking the pricing doc?

(終わる前に、次のアクションを決めませんか?価格の資料は誰が持ちますか?)

提案のビジネス英語は、強さを使い分ける

3つが反射で出るようになったら、次はこの3つを足す。同じ提案でも、場面に合わせて強さを変えられるようになる。

4. "How about we...?" 気軽に提案する型

"What if we...?" より、さらに軽い。会議の日程や進め方など、誰も強くこだわっていない小さなことに使う。

How about we move the review to Thursday, so the design team can join?

(デザインチームも参加できるように、レビューを木曜に動かすのはどうでしょう?)

5. "One option would be to..." 選択肢を出す型

案を、いくつかある選択肢の1つとして出す。自分の案に固執していないと伝わるので、他の案と並べて比べる流れを作りやすい。

One option would be to hire a contractor for the first three months.

(ひとつの案として、最初の3か月は外部の人に頼む手があります)

6. "I'd suggest we..." はっきり提案する型

自分の意見として、案を推したい時に使う。"I'd" で少しだけ柔らかくなるが、提案ははっきり伝わる。言ったら、すぐに理由を続ける。

I'd suggest we pause the campaign until the new pricing is ready. Otherwise, we'll have to redo all the ads.

(新しい価格が決まるまで、キャンペーンは止めることを提案します。そうしないと、広告を全部作り直すことになります)

10分の英語筋トレメニュー

ここからが本番だ。読んだだけでは、会議で1ミリも出てこない。

  1. 最初の3つの例文を、それぞれ声に出して30回。1文30回で3〜4分、3文で10分。朝、家を出る前に終わる。
  2. 名前と中身を、自分の案件に入れ替えた3文を書く。それも30回。
  3. 次の会議で、どれか1つを必ず言う。言えなかったら、その日の夜にもう30回。

3つが反射で出るようになったら、4から6の3つに進むべし。ゴールは、覚えることではない。考える前に口が動く状態。英語が筋肉の一部になっている状態だ。

会議を前に進める人は、どこに行っても呼ばれる

最初の "What if we...?" は、心臓バクバクで言うことになる。声が小さくなるかもしれない。それでいい。案が通るかどうかより、案を出したことのほうが覚えられる。

会議を前に進める人は、どこに行っても呼ばれる。

筋肉は裏切らない。

角を立てずに反対する英語は、反対意見を英語で言うフレーズにまとめた。

よくある質問

英語の会議で提案する時、"I think we should..." と言うのは強すぎますか?

強すぎることはありません。ただ言い切りの形なので、自信がない時ほど口から出にくくなります。"What if we...?" のような問いかけの形なら押しつけにならず、案が外れても気まずくなりません。

会議で提案する英語は、どのフレーズから覚えればいいですか?

まずは "What would it take to...?"、"What if we...?"、"Before we wrap up, can we agree on next steps?" の3つです。反射で言えるようになったら、"How about we...?" や "I'd suggest we..." を足していきます。

司会でなくても、会議の最後に次のアクションを決めようと言っていいですか?

言って大丈夫です。誰が何をやるか決まらずに終わる会議は多く、最後の5分でそれを言える人がいると、その会議は成果になります。

けい
けい

英語が話せないまま、外資の Japan CFO との英語面接に臨んだ。答えを全部英語で書き出した紙を、握りしめて。それから20年。英語会議での無力感も、悔しさも、全部味わいながら、仕事で使える英語をひとつずつ鍛えてきた。今は、アメリカ在11年目。純ジャパが20年かけて仕事で身につけた、筋肉質な“仕事の英語”を発信しています。

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