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英語会議で質問されても固まらない。急に振られた時に使えるフレーズと答え方

2026-10-05 けい

企業戦士へ、

会議を聞いていたら、いきなり名前を呼ばれる。"Kenji, what do you think?" 頭が真っ白になって、沈黙が5秒。英語の会議では、この5秒がとてつもなく長い。

やっと出てきたのは "Uh... yes." 何に対しての yes なのか、自分でもわからない。

私も、英語が話せないまま外資に入った。Japan CFO との英語面接には、答えを全部英語で書き出した紙を握りしめて臨んだ。英語で質問される怖さは、よく知っている。

英語会議で質問されたら、まず何か言う

沈黙は「わかっていない」「準備していない」と受け取られる。中身より先に、まず何か言うことが大事だ。

日本の会議なら、じっくり考えてから答えるのは誠実さの表れになる。英語の会議では、黙って考えている時間は、相手から見れば何も起きていない時間だ。考えるなら、考えていると口で言う。

固まるのは、完璧な答えを探しているから

質問されて固まる人の多くは、頭の中で完璧な答えを探している。英語で、正しく、筋の通った答えを、一発で言おうとする。それでは時間がいくらあっても足りない。

日本人は完璧な答えが出るまで黙りがちだが、アメリカの会議では、6割の答えをすぐ出す人のほうが評価される。最初の一言さえ出れば、二言目はついてくる。

必要なのは、どんな質問が来ても最初に出せる一言を、体に入れておくことだ。筋トレで言えば、重さが変わっても崩れないフォームを先に作っておくのと同じである。

英語会議で質問された時のフレーズ、最初に鍛える3つ

質問された時に使えるフレーズは、ここに挙げるものより多い。全部を一度に覚えようとしても、名前を呼ばれた瞬間には出てこない。最初に鍛える3つを反射で言えるまで唱えて、次の3つを足す。3つずつ積み上げるべし。

最初に鍛えるのは、表の上の3つ。下の3つは、その次に足す。

型フレーズ意味使う場面
時間を稼ぐ型Good question. Let me think for a second.いい質問ですね。少し考えさせてください名前を呼ばれた直後
仮の答えを出す型Off the top of my head, I'd say...ぱっと思いつく範囲だと…答えに自信がない時
持ち帰る型Let me check and get back to you by tomorrow.確認して、明日までにお返事します本当にわからない時
聞き返す型Sorry, could you repeat the question?すみません、質問をもう一度お願いできますか?質問が聞き取れなかった時
確認する型Just to make sure I understand, are you asking about...?確認ですが、…についての質問ですか?半分だけ聞き取れた時
人につなぐ型Sarah knows this better than I do.この件はサラのほうが詳しいです自分の担当外の質問が来た時

1. "Good question. Let me think for a second." 時間を稼ぐ型

黙っている5秒と、考えている5秒は違う。これを言えば、沈黙が「考えている時間」に変わる。その間に、言うことを組み立てる。

Good question. Let me think for a second. I'd start with the customers we already have.

(いい質問ですね。少し考えさせてください。まずは既存の顧客から始めると思います)

2. "Off the top of my head, I'd say..." 仮の答えを出す型

完璧な答えではない、と先に断っておける。外れていても、あとで直せばいい。確認が必要なら、最後にそう付け足せば誠実に聞こえる。

Off the top of my head, I'd say we need two more weeks, but let me confirm with the team.

(ぱっと思いつく範囲だと、あと2週間は必要です。ただ、チームに確認させてください)

3. "Let me check and get back to you by tomorrow." 持ち帰る型

本当にわからない時は、これでいい。ポイントは期限を言うこと。"by tomorrow" があるだけで、逃げではなく約束に聞こえる。言ったら、必ず守る。

I don't have the numbers in front of me. Let me check and get back to you by tomorrow.

(手元に数字がないので、確認して、明日までにお返事します)

聞き取れなかった時と、担当外の時の質問フレーズ

3つが反射で出るようになったら、次はこの3つを足す。質問そのものがよくわからない時や、自分が答えるべきではない時に使う。

4. "Sorry, could you repeat the question?" 聞き返す型

聞き取れていないのに答えるのが、一番危ない。的外れな答えは、沈黙よりも印象が悪い。聞き返すのは恥ではない。ネイティブ同士でも、しょっちゅう聞き返している。

Sorry, could you repeat the question? I want to make sure I answer the right thing.

(すみません、質問をもう一度お願いできますか?ずれた答えをしたくないので)

5. "Just to make sure I understand, are you asking about...?" 確認する型

半分だけ聞き取れた時は、自分の理解を確認する。確認している数秒の間に、答えを組み立てることもできる。

Just to make sure I understand, are you asking about the budget or the timeline?

(確認ですが、予算についての質問ですか?それともスケジュールですか?)

6. "Sarah knows this better than I do." 人につなぐ型

自分の担当外の質問なら、詳しい人につなぐ。逃げではなく、質問した人が一番いい答えにたどり着けるようにしている。ただし、毎回使うと逃げに見えるので、本当に担当外の時だけにする。

Sarah knows this better than I do. Sarah, do you want to take this one?

(この件はサラのほうが詳しいです。サラ、お願いできますか?)

一言目のあとは、結論から答える

型で一言目を出したら、次は結論を言う。理由は、その後に1つでいい。日本語の感覚で背景から話し始めると、途中で英語が続かなくなり、何が言いたいのか伝わらない。

一言目、結論、理由1つ。この順番を決めておくだけで、答えは短く、伝わるものになる。

10分の英語筋トレメニュー

ここからが本番だ。読んだだけでは、名前を呼ばれた瞬間に1ミリも出てこない。

  1. 最初の3つの例文を、それぞれ声に出して30回。1文30回で3〜4分、3文で10分。朝、家を出る前に終わる。
  2. 名前と中身を、自分の案件に入れ替えた3文を書く。それも30回。
  3. 次に振られた時、どれか1つを必ず使う。固まったら、その日の夜にもう30回。

ゴールは、名前を呼ばれた瞬間に "Good question." が口から出る状態。考える前に口が動く状態。英語が筋肉の一部になっている状態だ。

最初の一言さえ出れば、二言目はついてくる

急に振られる怖さは、すぐには消えない。何度も固まって、何度も悔しい思いをする。でも、一言目が反射で出るようになると、頭が真っ白になる時間はどんどん短くなる。

最初の一言さえ出れば、二言目はついてくる。

筋肉は裏切らない。

自分から発言する側の英語は、英語会議で使えるフレーズと筋トレにまとめた。

よくある質問

英語の会議で質問が聞き取れなかった時は、どうすればいいですか?

"Sorry, could you repeat the question?" と聞き返して大丈夫です。半分だけ聞き取れた時は、"Just to make sure I understand, are you asking about...?" と自分の理解を確認します。聞き取れないまま的外れな答えをするより、ずっといい印象になります。

英語の会議で質問に答えられない時は、どう言えばいいですか?

"Let me check and get back to you by tomorrow." と言って持ち帰ります。期限を言うことで、逃げではなく約束に聞こえます。言った期限は必ず守ります。

質問されて黙ってしまうのは、なぜまずいのですか?

英語の会議では、沈黙は「わかっていない」「準備していない」と受け取られやすいからです。"Good question. Let me think for a second." と一言言うだけで、沈黙が考えている時間に変わります。

けい
けい

英語が話せないまま、外資の Japan CFO との英語面接に臨んだ。答えを全部英語で書き出した紙を、握りしめて。それから20年。英語会議での無力感も、悔しさも、全部味わいながら、仕事で使える英語をひとつずつ鍛えてきた。今は、アメリカ在11年目。純ジャパが20年かけて仕事で身につけた、筋肉質な“仕事の英語”を発信しています。

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