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英語会議の進行フレーズ。司会は、英語に自信がない人ほど引き受けるべし

2026-10-05 けい

企業戦士へ、

英語会議の司会進行は、英語ができる人の仕事だと思っていないだろうか。

実は逆だ。英語の会議で一番ラクなのは、仕切る側である。話の流れを自分で決められるので、急に振られて固まることもない。言うことも、ほぼ決まっている。

だから、英語に自信がない人ほど、自分から会議のオーナーを引き受けるべし。小さな定例でいい。

英語会議の進行がラクな3つの理由

  1. 流れを自分で決められる。 議題も順番も自分で決めるので、次に何が起きるか分かっている。準備もできる。
  2. 言うことが決まっている。 始める、戻す、振る、決める、締める。進行で使うフレーズは、50個もない。
  3. 評価される。 アメリカの会議で一番評価されるのは、議論が回っている時に出口を作る人だ。英語の流暢さより、会議が前に進んだかどうかで見られている。

英語会議の進行フレーズ一覧

場面フレーズ意味
始めるLet's get started.始めましょう
目的を言うThe goal of today's meeting is to...今日の会議のゴールは…
終わりの形を言うBy the end of this call, we should have...この会議が終わるまでに…を決めたいです
保留にするLet's park that for now.それは一旦置いておきましょう
場外に出すCan we take that offline?それは会議の後で話しませんか?
時間で戻すWe have 10 minutes left, so let's focus on...残り10分なので、…に集中しましょう
名指しで振るKenji, what's your take?ケンジ、どう思う?
全体に開くI'd like to hear from people who haven't spoken yet.まだ発言していない人の意見も聞きたいです
反対を引き出すDoes anyone see it differently?違う見方の人はいますか?
決めるUnless anyone objects, let's go with option B.反対がなければ、B案でいきましょう
締めるI'll send a recap by end of day.今日中に、まとめを送ります

1. 会議を始める:最初の1分で主導権が決まる

アメリカの会議は雑談から入る。それ自体はいい。ただ、オーナーが区切らないと、いつまでも始まらない。開始時刻を1〜2分過ぎたら、区切る。

Let's get started. Thanks, everyone, for making the time.

The goal of today's meeting is to choose a vendor for the new CRM.

By the end of this call, we should have a decision and an owner for the contract.

何のための会議か、何が決まれば成功かを最初に言葉にする。これがあるだけで、脱線した時に戻る場所ができる。終わりが見えている会議は、時間通りに終わる。

2. 脱線を戻す:止めるのは失礼ではない

英語の会議は、とにかく脱線する。日本人は人の話を遮るのが苦手だが、アメリカでは、止めないオーナーのほうが「仕切れない人」と見られる。

話を止めるのは失礼ではない。参加者全員の時間を守っているだけだ。

3. 意見を引き出す:ここは日本人が強い

放っておくと、発言するのはいつも同じ2〜3人。全員から意見を引き出すのも、オーナーの仕事だ。そして、ここは日本人が強い。会議で黙ってしまう人の気持ちが、誰よりもわかるからだ。

人に振る時は、名前を先に言う。名前を呼ばれた瞬間に、相手は答える準備ができる。質問のあとに名前を言うと、急に振られて固まる人を作ってしまう。

Kenji, you've worked with this client the longest. What's your take?

"Any questions?" と聞いても、だいたい沈黙で終わる。"Does anyone see it differently?" と聞くと、反対していいという合図になる。会議の後で「実は反対だった」と言われるより、会議の中で出してもらう方がいい。

4. 決める:全員の賛成は待たない

「また来週話しましょう」で終わる会議は、参加者全員の1時間を捨てているのと同じだ。

We've heard all the options. Let's make a call on this today.

Unless anyone objects, let's go with option B and revisit it in a month.

反対する機会を渡したうえで決めるので、強引に聞こえない。全員の合意を待っていると、英語の会議ではいつまでも決まらない。

5. 締める:まとめを送った時点で、会議が成果になる

Thanks, everyone. I'll send a recap with owners and deadlines by end of day.

決めたことを、その日のうちに文字に残す。担当と期限も書く。これで「言った、言わない」がなくなる。しかも、メールなら英語をゆっくり書ける。

10分の英語筋トレメニュー:最初の1分の台本

  1. 上の「始める」の3文を、それぞれ声に出して30回。3文で10分。
  2. 次に自分が主催する会議の名前と目的を入れて、自分用の3文を書く。それも30回。
  3. その会議の最初の1分で、3つ全部を言う。主催する会議がなければ、作る。

言うことが決まっていれば、英語会議の司会は怖くない。仕切る側に回ると、英語の会議はぐっとラクになる。

筋肉は裏切らない。

会議で発言する側の英語は、英語会議で使えるフレーズと筋トレにまとめた。

よくある質問

英語に自信がなくても、英語会議の司会はできますか?

できます。進行で言うことはほぼ決まっていて、話の流れも自分で決められます。急に振られて固まることもありません。英語に自信がない人ほど、仕切る側に回る方がラクです。

英語会議の冒頭では、何を言えばいいですか?

"Let's get started." で始め、"The goal of today's meeting is to..." で目的を、"By the end of this call, we should have..." で何が決まれば成功かを伝えます。この3文で最初の1分は乗り切れます。

英語会議が脱線した時は、どう戻せばいいですか?

"Let's park that for now." で一旦保留にするか、"We have 10 minutes left, so let's focus on..." と残り時間を伝えて本題に戻します。誰かを名指しで止めないので、角が立ちません。

けい
けい

英語が話せないまま、外資の Japan CFO との英語面接に臨んだ。答えを全部英語で書き出した紙を、握りしめて。それから20年。英語会議での無力感も、悔しさも、全部味わいながら、仕事で使える英語をひとつずつ鍛えてきた。今は、アメリカ在11年目。純ジャパが20年かけて仕事で身につけた、筋肉質な“仕事の英語”を発信しています。

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